Q:他者との会話でいつも周りの人を意図せず怒らせてしまいます。どうすればいいでしょうか?|神様への相談

A:まずは自分の事を話すのではなく、相手の話をよく聞きましょう。

他者とのコミュニケーションの中で、相手の人を怒らせてしまうことにお悩みとのこと、承知しました。

そもそも論ではあるのですが、相手が怒りだす時というのは、は、2つしかなく、1つ目が「話題がズレている時。」、2つ目が「教える/教えられるの関係を誤っている時」です。

もちろん、これらはちゃんとコミュニケーションが取れる相手であるということが前提です。世の中には病気や何かしらの問題で、どんなことがあっても怒る人というのはいます。そういう人に対しての対応方法ではありません。

それでは、それぞれの解説をしていきます。

まず1つめの「話題がズレている時」です。会話には必ずテーマがあります。いま、どんな会話をしてるのか?これを共通認識として持っておく必要があり、これがズレると、相手は自分の言っていることが伝わっていない。と、なんとも不気味な気分になります。

例えば、「今朝は何を食べましたか?」と質問をして「今日はいい天気ですね!」と返ってきたら、なんとも不気味な気分になります。不気味な気分は人を不安にさせ、不安は不満へと変わり、やがて怒りになります。

まずは、この現象を回避する必要があります。ポイントは(自分の話をするのではなく)相手の話をちゃんと聞くことです。

「今朝は何を食べましたか?」という相手の話をちゃんと聞けば、「今朝、食べたのはパンです」のように、相手の質問に対して、応えることができます。

自分のコミュニケーションで相手が怒りだす時を思い出してみてください。ちゃんと相手の質問に応えるコミュニケーションは取れているでしょうか、自分の事ばかり話していないでしょうか。

重要なのは、相手の話を正しく聞くということです。自分の話をする前に、まずは相手の話をしっかりと聞くことが大切です。

次に2つ目の「教える人/教えられる人の関係を誤っている時」です。コミュニケーションは必ず教える人と教えられる人という関係になります。

例えば、仕事のシーンで上司と部下とのコミュニケーションを想像してみてください。業務内容のレクチャーの場面では、上司が教える人、部下が教えられる人、のポジションになります。

教える側の人には教える側の立ち位置があり、教えられる側には教えられる側の立ち位置があります。

もちろん、これは人間としての上下関係ではなく、コミュニケーションには教える側と教えられる側がいる。という単なる事実の話です。例えば、プライベートな相談をするならば、教える/教えられるの関係は逆転するかもしれません。

ですが、コミュニケーションには必ず教える側と教えられる側が存在し、それを間違えると何とも不気味な人となり、相手に対して怒り(拒絶)の感情を芽生えさせます。

回避するには、これも同じく相手の話をよく聞き、教える側として話しているのか/教えられる側として話しているのかを確認することです。

「明日の天気はなんでしょうか?」と聞かれているのに、「明日の天気はなんでしょうか?」と返すのは非常に不気味なコミュニケーションであり、拒絶(怒り)の感情を芽生えさせます。相手が教えられる側として話しをしているなら、こちらは教える側としての立ち位置に立つ必要があります。

もちろん、ぶっきらぼうに「わかりません」というのはよくはないです。言い方は重要です。しかし、言い方よりも前に取り組むべきは、相手の話をよく聞き、不気味な相手にならないことです。

 

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