Q:自分は何をやっても続かないダメ人間です。続けることができる人間になるためにはどうすればいいでしょうか?|神様への相談
A:ダメ人間かどうかは関係ありません。まずは自分と向き合いましょう。
例えば、受験勉強ならば全然勉強しない子が、自分は何としても〇〇大学に合格したい。とのようなことを言っていたら、それは合格したくないということと同じです。
本当に合格したいのならば、勉強します。勉強しないでいるのは、心のどこかで合格する必要が無いと思っているからです。
例えば、糖尿病になるからと医師に止められても暴飲暴食を繰り返す人がいます。
自分では糖尿病になりたくない、と言っているにも関わらず暴飲暴食を繰り返す人は、糖尿病になりたい。ということと同じです。
では、なぜ、このような事態が発生してしまうのでしょうか。そのパターンは全部で2つあります。
1つ目は口頭ではそう言っているが、本当は全てを理解した上で暴飲暴食を繰り返しているから、2つ目は情報不足から具体的なイメージができていないからです。
1つめの場合は全く問題はありません。全てを理解した上で行動しているのですから、むしろ他者がとやかく言うことではありません。
問題なのは2つ目のパターンです。人間が判断を誤るパターンは幾つかありますが、そのうちの1つが情報不足で判断してしまうパターンです。
※余談ですが、もう一つは感情的に判断してしまうパターンです。
情報が不足した状態で判断をすると、判断を謝ります。1+1=2ですが、1+Xがいくつなのかは情報が不足しているので判断できません。
もちろん、現実社会においては、全ての情報を入手することは難しいため、不足した情報の中でやりくりする必要がありますが、本来は何かを判断する時に情報が不足していては、正しい判断はできません。
ですので、「続ける」という判断をするためには、正しい情報を集める必要があります。
やろうとしていることが続かないということは「続けない」という判断をしているからです。そして、その選択は自分が持っている情報で判断しています。
もし、「続ける」という結論に至る情報を持っていたら続けているはずです。逆に「続けない」という結論に至るならば、「続ける」という情報を持っていなかったからです。
適切な情報を持っている限り「続ける/続けない」のどちらの判断も正しいです。しかし、情報不足の中で判断をすると確実に失敗/当てカンになります。
情報は自分の内側にある場合と外側にある場合がありますが、まずは内側にある情報を集めるため、自分自身と向き合い、続けるべき理由について確認をしてみましょう。